ボートレース若松優勝選手

優勝選手リスト

(平成29年7月23日)

福岡の石川真二 イン速攻V!

石 川  真 二
3473 石 川 真 二(福岡)

“地元”初V――。若松ボートの「西日本スポーツ杯争奪戦競走」の優勝戦が27日に行われた。ピット離れで勢い良く飛び出した4号艇の石川真二(44歳=福岡)が1コースを奪取。コンマ18のスタートを切り、得意のインモンキーで押し切った。愛知から福岡支部に移籍後では、初の地元水面優勝。嬉しい美酒を味わった。今年は2回目のV。通算では66回目のVとなった。

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「たくさんのお客さんが手を振ってくれて嬉しかったですね。感謝です」

 ウィニングランから戻ってきた石川は、喜びの言葉を並べた。今年4月に愛知支部から移籍。“福岡支部・石川”としては初の地元水面Vである。水面際に集まった多くのファンはヒーローを祝福していた。それはまた、層の厚い福岡に新しく加わった実力者を歓迎しているようでもあった。

 妥協ない走りと整備で、頂点まで登りきった。どんな枠番だろうと内コースを取りにゆく。そこが彼の仕事場。信念は曲げない。ピット離れで飛び出せるようにプロペラを丹念に作り上げ、モーターもスロー域から勝てるような足にするため調整を続けた。前検は平凡だった相棒モーターが、出足も回り足も行き足も、徐々に力強くなった。

 優勝戦も抜群のP離れで飛び出すと、見事にインを取り切った。他艇に抵抗の余地すら与えないすごいピット離れ。あとは逃げ一手に集中するのみだった。インからコンマ18スタート。他に飛び出してくる選手はいない。こうなればもちろん石川がイン先マイ。マクらせず、そして差されもしなかった。2マークもトップ旋回を決めて、勝負アリ。夜の若松水面を颯爽と駆け抜けていった。

「1マークは舟がよくかかっている感じでした。逃げれて良かったです」。そう言うと、少しほっとしたように笑みがこぼれた。前日の準優ではインから差されて2着惜敗。「情けないレースだった」とかなり悔しがったが、これでリベンジ成功。2日続けてのイン戦失敗だけは、石川のプライドが許さなかった。

 今年は2回目の優勝。この数字に「ペースが遅いですね」と石川。過去には1年間の優勝回数でトップ(9V)を誇ったことがある実力者。そんな男が、2Vで「はい、満足です」となるはずはなかった。今年は正月戦のフライングでいきなりつまずき、その後も調子はなかなか上がらず、1月〜8月までまさかの0V。準優や優勝戦の惜敗続きにフラストレーションも溜まったはずだ。

 だが、今月から流れが変わった。月初めの宮島優勝で全国24場制覇を達成。そして今回の若松も優勝。ギアが1つ上がった。

「次はビッグもあるし、一発頑張ります」

 そう言葉を残した石川は、競技委員長らへ深々と一礼してから颯爽と帰路についた。10月末にはSGダービー(常滑)、その後もGI戸田周年、GI福岡周年と大きな舞台が待つ。もちろん、ピット離れからこの男の勝負は始まる。コース取りから水面の熱を上げてくれそうだ。貫く自分の姿勢――。支部が変っても石川の走りは変わらない。


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(文:吉川)

日目 12R優勝戦 レース結果

登番 名前 タイム 決まり手
スリット ST

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